TwitterがtenXerを買収したことが明らかになった。エンジニアリング部門に新しい風を吹き込もうとしているようだ。
サンフランシスコを拠点とするtenXerの最高経営責任者(CEO)Jeff Ma氏は米国時間4月2日朝、Twitterでつぶやくという、いかにもそれにふさわしい方法で合併を発表した。
2012年に創設されたtenXerはエンジニア向けのデータ分析およびサービスツールを開発している。
tenXerは自社のウェブサイトで、「Pivotal Tracker」や「GitHub」のようなソースにある既存のデータやツールを利用してパフォーマンスに関する洞察やフィードバックを得ることにより、時間とコストの両方を節約できると宣伝している。
Twitterはこの数年間、データおよびエンジニアリング関連の企業をいくつか買収してきた。たとえば、2013年にはモバイルアプリのクラッシュレポートを手掛けるCrashlyticsや、ビッグデータやテキストマイニングの可視化エンジンを手掛けるLucky Sortを買収している。
だがtenXerは、こうしたパターンから少し外れているように見える。Twitterが獲得する新しいリソースは、このマイクロブロギングプラットフォームにおける新しいデータツールを法人顧客やブランドに提供するためではなく、Twitter社内のエンジニアリングチームをサポートし強化するために利用されることを複数の記事は示唆している。
買収の金銭的条件は明らかにされていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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