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アップル、英アナリティクス企業Acunuを買収していた--米報道

Liam Tung (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2015年03月27日 13時06分
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 AppleがNoSQLデータベースベンダーのFoundationDBを買収したというニュースが米国時間3月25日に報じられた。FoundationDBは、分散ハードウェア環境に適した高性能トランザクションデータベースを提供する企業。

 しかしBloombergの報道によると、AppleはAcunuを買収したことも認めたという。英国に拠点を置くAcunuは、NoSQLデータベース「Apache Cassandra」上のアナリティクス技術を手がける新興企業だ。

 Bloombergの記事には、Acunuの最高技術責任者(CTO)Tim Moreton氏が2013年12月にAppleのiCloud部門に加わった旨が、本人のLinkedInプロフィールから得た情報として記されている。Moreton氏以外のAcunuの従業員は2014年初めにAppleに入社している。

 市場調査会社Bloorによると、Acunuは2014年初めに活動を停止したように見えたものの、廃業したという記録もなかったという。Bloorは、Acunuを企業検索したところ、2013年12月にNovauris Technologiesの元ディレクターを新たなディレクターに任命していたことが判明したと記している。なお、Novauris Technologiesは音声認識を手がける企業であり、同社も同年にAppleによって買収されていた。Appleによる買収は「Siri」の改良を目的としたものだったとされている。

 AppleがFoundationDBを使って何をしようとしているのかは明らかにされていないものの、Appleによる同社のクラウドサービス強化戦略の一環ではないかと推測されている。Acunuについて言えば、同社の技術はAppleの大規模なCassandra配備にうまく適合するはずだ。Apache Cassandraプロジェクトによると、AppleのCassandra配備は世界最大級のものであり、7万5000以上のノードを擁し、10ペタバイト以上のデータを格納しているという。

 AcunuとFoundationDBに共通する点は、Appleによる買収の後に活動を停止し、両社の技術を使用していた開発者らが困難な状況に置かれたということだ。Hacker Newsにおいて多くの開発者らは、FoundationDBが自社製品のダウンロード提供を停止したことを受け、「acquire-hire-kill」(買収、人材獲得、事業停止)というサイクルは、新興企業の先端技術を基盤に採用する際のリスクの1つになると指摘している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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