Twitterは現在、ユーザーのタイムラインから不快なツイートを隠すことを可能にするオプションの提供を順次拡大している。
ThinkUpの最高経営責任者(CEO)を務めるAnil Dash氏の米国時間3月23日付けのツイートで明らかになった、「品質フィルタリング」(quality filtering)と呼ばれる機能は、「脅迫、不快な言葉、悪態、複製コンテンツなどを含むツイートや、不審なアカウントからのツイートをすべて通知タイムラインから取り除く」ことを目指している。
Twitterの広報担当者はテクノロジニュースサイトのArs Technicaに対し、品質フィルタリング機能の存在を認め、一部の「認証済み」ユーザーに提供していると説明した。Twitterは、著名人、有名ブランド、組織、他の公共団体といった一部のアカウントに対し、それが本物であることを裏付けるために認証を行っている。
とはいえ、品質フィルタリングは完全に新しい機能というわけではない。以前にも、認証を受けたユーザーは、同じように通知を選別する「Tailored」フィルタリングと呼ばれるオプションを利用できた。一方、今回の新機能では、認証済みのユーザーが直接Twitterの設定画面を通じて、品質フィルタリングを開始できる。
品質フィルタリング機能は、Twitterとそのユーザーを長年悩ませてきた問題に対処するものだ。TwitterのCEOであるDick Costolo氏もこの問題を認識していた。The Vergeが2015年2月に入手した社内メモには、Costolo氏の次のような発言が引用されていた。「われわれは、Twitterでの荒らしに対する対応がお粗末だ。もう何年もこうした対応が続いている。これは周知の事実だ。毎日人々の話題に上っている。コアユーザーが日々直面しているつまらない荒らしの問題に対処しないために、われわれはコアユーザーをどんどん失う」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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