ソニー、Xperiaで格安スマホに参入--注目されるVAIOとの関係

坂本純子 (編集部)2015年03月19日 19時32分
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 ソネットとソニーモバイルコミュニケーションズは3月19日、ソネットが提供するLTE通信「PLAY SIM」の音声通話付プランと、Xperiaスマートフォン「Xperia J1 Compact」をセットで販売すると発表した。

 ソネットのウェブサイト、ソニーストアおよび提携店、イオンにて4月20日より順次発売予定で、3月27日より先行予約販売を開始する。

「Xperia J1 Compact」
「Xperia J1 Compact」

販売店によって異なる価格--市場想定価格は一括5万5000円前後

「PLAY SIM」
「PLAY SIM」

 Xperia J1 Compact(型番:D5788)の市場推定価格は5万5000円前後。「PLAY SIM」プラン(月額料金・通信容量など)は販売店により異なる。

 例えばソニーストアは、プラン月額料金1580円で、最大通信速度は下り150Mbps/上り50Mbps。データ通信容量は2Gバイト/月。音声通話料金は20円/30秒、SMS送信料は3円~30円/1通。端末代金は5万7800円(税別)となっている。

ソニーの公式通販サイト ソニーストア

 イオンはプラン月額は1480円、1980円、2980円と3つのプランがあり、1480円のプランは最大通信速度が下り14Mbps/上り14Mbps、データ通信容量は70Mバイト/1日となる。プランによって通信速度や一日あたりのデータ通信料が異なる。なお、音声通話料金は20円/30秒、SMS送信料は3円~30円/1通。

イオンモバイル

 ソネットのウェブサイトで販売するプランは、プラン月額料金1610円、月額料金(端末割賦料金込み)3888円で、最大通信速度は下り150Mbps/上り50Mbps。データ通信容量は80Mバイト/1日。音声通話料金は20円/30秒、SMS送信料は3円~30円/1通。

ソネット

約4.3インチのコンパクトモデル--防水、おサイフケータイにも対応

 Xperia J1 Compactは、約4.3インチの液晶ディスプレイを搭載し、手に心地よく収まるサイズ(高さ約128mm×幅約65mm×厚さ約9.7mm)を特長とする。丸みを帯びたラウンド形状のアルミフレームと上質なマット仕上げの背面パネルを組み合わせた心地よいフィット感に加え、2300mAhのバッテリを搭載し、約81時間の音楽再生が可能だ。

 また、コンパクトデジタルカメラと同等サイズの1/2.3型、約2070万画素のイメージセンサ「Exmor RS for mobile」や画像処理エンジン「BIONZ for mobile」、Gレンズなど、 ソニーのカメラテクノロジを搭載する。

 さらにIPX5/8、IP5X相当の高い防水・防塵性能も備え、水濡れを気にせず使用できる。おサイフケータイにも対応し、現時点ではモバイルWAON、楽天Edyに対応。発売後に、順次対応サービスを追加するとしている。

ソニーモバイルとVAIOの気になる関係--「ガチに戦う気はない」

 ソネットとソニーモバイルは、MVNO市場に向けて、使いやすい高付加価値な端末と多様なプランを組み合わせ、ユーザーのニーズに応えていくとしている。

 一方で、ソニーから独立したVAIOも3月12日、日本通信とともに「VAIO Phone」を打ち出したばかりだ。VAIO PhoneはVAIOがデザインを監修したとしながらも、中身はパナソニックの「ELUGA U2」(Quanta製)とほぼ同じだったことから、落胆する声が多く見られた。

 今回の両社の端末ラインアップを見ると、イオンにおけるVAIO Phoneの一括販売価格は5万1840円(税込)に対し、Xperia J1 Compactは5万9184円(税込)だ。この7000円強の差とスマートフォンの性能やブランドを消費者はどう見るのだろうか。

 VAIOの記者会見では「ガチに戦う気はない。VAIOブランドはソニーから許諾をもらっているもの。ソニーの場合はメガキャリアを中心とした商売」(VAIO代表取締役社長の関取高行氏)と説明していたが、正式にソニーモバイルがMVNO市場に参入した今、両社の今後の動向も注目される。

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