Googleの「Android Wear」が、次回のソフトウェアアップデートでWi-Fiに対応する予定であるという。The Vergeが同社の計画を知るとする情報筋らの話として米国時間3月10日に報じた。記事によると、そのアップデートによってジェスチャーコントロールもサポートされる予定で、ユーザーは通知を切り替える際に指で端末画面上をスワイプする必要がなくなり、アプリ間の切り替えも簡単になるという。
Android Wearを搭載するデバイスも「Apple Watch」も、他のモバイル機器がなければ搭載するすべての機能を利用することはできない。通知や通話といった多数の機能で、ウェアラブル機器は別の端末に接続してそのコンテンツを取得する。Android Wearは現在、Bluetoothを介してのみデータを転送できるため、Bluetoothを有効にしたAndroid搭載端末を携帯しているか、近くに置いていない場合は、その機能をほとんど利用できないということになる。Apple WatchはBluetoothに加えてWi-Fiをサポートしてリリースされる予定であるため、そのような制約はない。Apple Watchユーザーは例えば、ペアリングした端末がBluetoothの範囲外にあったとしても、スマートウォッチと端末がWi-Fiを介して接続されている限り、スマートウォッチの全機能を利用することができる。
ワイヤレスを内蔵する複数のAndroid Wear搭載機器が存在するが、Android WearがWi-Fiをサポートしないことから、それらのウェアラブル機器は限られている。Wi-Fiサポートが追加されれば、その状況に変化がもたらされる。
The Vergeの情報筋らは、Android Wearに対するこのアップデートのリリース予定時期については触れていない。
Googleの広報担当者はこの報道を認めることを避けたが、「Android Wearチームは鋭意努力している」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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