アップルが米国時間3月9日、「Apple Watch」の詳細を発表し、これまで挙げられていたApple Watchに関するいくつかの疑問に答えが出た。価格(349ドル〜1万ドル)、選べるサイズ、発売日(4月24日)は明らかになった。しかし、Apple Watchを購入すべきかまだ決めかねているのであれば、特に「iPhone」でできることを考慮した場合、Apple Watchに何ができて何ができないかを知っておくことは重要だ。
Apple WatchはiPhoneにペアリングするよう設計されている。Apple WatchとiPhoneはBluetoothとWi-Fiで通信し、「Apple Watch Store」からアプリをダウンロードする際にもiPhoneを使う。この連携によってApple Watchは複数の機能を利用できる。たとえば、手首に装着したApple Watchから電話に対応したりメッセージを送信できるほか、連絡先に登録されている人に素早くメモを送ったりできるようになる。ダウンロードするApple Watch版アプリは、iPhone版アプリから必要最小限の要素を取り出して小さく形を変えたもののようだ。「Instagram」の閲覧や電子メールの確認ができるようになるが、タップひとつで車を呼べるようになる「Uber」アプリは、さらにありがたいものになるだろう。
しかし、Apple WatchとiPhoneのこのような共生関係により、Apple WatchはiPhoneがなければ、多くのスマートウォッチと同じように、高価なデジタル腕時計とあまり変わらない。Apple WatchでできるがiPhoneでは現在できていないことはほとんどない。また、Apple Watchにできないことを少しだけできるスマートウォッチもいくつかある。例えばサムスンの「Gear S」はセルラー方式の無線に対応しており、ソニーの「SmartWatch 3」はGPSを内蔵している。どちらも、携帯電話がなくてもスマートウォッチだけである程度使うことができる。
では、Apple Watchでいったい何ができるのだろうか。以下の通り表にまとめた。
Apple Watch | iPhone | |
---|---|---|
電話に出る | 可 | 可 |
メッセージの送受信 | 可 | 可 |
通知の受信 | 可 | 可 |
FaceTime通話 | 不可 | 可 |
セルラー接続 | 不可 | 可 |
公衆無線LAN | 不可 | 可 |
Apple Payによる決済 | 可 | 可 |
フィットネスの記録 | 可 | 可 |
写真撮影 | 不可 | 可 |
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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