NTTドコモは、3Gデータ通信を利用した「ドコモビジネストランシーバ」の新機種として、緊急地震速報の受信に対応した「iMH-1000」と「iVo-300」を発表した。iMH-1000は3月10日、iVo-300は3月23日から、企業や自治体など向けにそれぞれ販売する。
ドコモによると、ドコモビジネストランシーバは、業務用無線を利用してトラックやバスの運行管理、タクシー無線などを利用している法人向けに提供しているという。音声通話回線ではなくデータ通信を利用して通話をするため、災害時においても音声通話がしやすいことから、災害発生時の連絡手段として活用したいという声が挙がり、今回の新製品を開発したとのこと。
車載タイプのiMH-1000は、緊急地震速報、津波警報、災害/避難情報の受信機能を搭載し、ドコモのトランシーバ端末との相互呼出しや通話が可能。また、GPS機能によって端末の位置情報管理ができる。一方、ハンディタイプのiVo-300は、緊急地震速報の受信機能、防水・防塵機能を装備。また、約180分の充電で、通常モードで約9時間、エコモードで約13時間の動作時間を確保している。
なおそれぞれのモデルでは、1対1で通話する個別通話のほかに、すべてのトランシーバと同時に通話する「一斉通話」、あらかじめ指定したグループに登録されているトランシーバと同時に通話する「グループ通話」、緊急時など、通話したい相手が通話中の場合に割り込むことができる「強制通話」に対応している。
端末価格はそれぞれオープンで、月額費用は2200円ないし3000円。月額費用には40万パケット分の無料通話が含まれる。
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