スポーツ選手のウェアに取り付けて競技者視点で映す小型カメラ--First V1sionが開発

Rich Trenholm (CNET News) 翻訳校正: 中村智恵子 吉武稔夫 (ガリレオ)2015年03月09日 13時07分

 人は誰でも、勝利を決定付けるゴールやホームラン、タッチダウンを決めることを夢見る。運動らしきものといえば、結論に「飛び」ついたり警戒心を「投げ」捨てたりするのが関の山という人もいるだろうが、そんな人には、グラウンドに立った気分を味わわせてくれるFirst V1sionのウェアラブルカメラをお勧めしたい。

 First V1sionはスペインの新興企業だ。同社はすでに、スペインの電話会社Telefonica傘下にある新興企業支援組織Wayraから資金援助を受けているが、新たな資金調達ラウンドを今週開始する。競技者のウェアの胸部に、邪魔にならないサイズの小型カメラを取り付けると、そこから映し出される生のリアルタイム映像が、競技の中心にいるような気分を味わわせてくれる。この特別仕様のウェアは心拍モニタの機能も備えているため、映し出される映像を見れば、競技者が今どれだけ激しい運動をしているかも分かる。

 低遅延の1080p高解像度映像は、競技場やグランド、コートなどに従来通り置かれているカメラの映像と組み合わされることで、放送局側により幅広い映像を提供する。

ウェアに取り付けて使うこのカメラは、スペインのリーガエスパニョーラのサッカーチームCordoba CFの選手が参加するトライアルで初めて登場した。国際的に人気の高いバスケットボール大会Euroleagueの審判と選手もこれを着用している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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