Boxは、クラウドベースのプラットフォーム上でセキュリティやコンプライアンスなどの管理機能を強化するため、Subspaceを買収したと発表した。
2013年に設立され、カリフォルニア州バークレーを拠点とするSubspaceは、コンテナ型ウェブブラウザをベースにしたデジタルワークスペースで、BYOD(Bring Your Own Device:個人所有デバイスの業務利用)の時流に乗ってきた。
企業データが送信されたりエンドポイントで処理されたりする際の安全を確保するSubspaceの手法は、デバイスを継続的なIT管理から解放するために設計された。
あるいは、Subspaceのサイトに要約されているように、「現在の仕事は、高機能アプリケーションではなく、ウェブブラウザで行われている」という見方もある。
Boxの最高経営責任者(CEO)であるAaron Levie氏は米国時間3月3日のブログの投稿で、Subspaceについて、「職場で使われる企業や個人のデバイスが急速に多様化するなか、そうしたデバイスに格納された重要なコンテンツへのアクセスを管理するコンテナ型ブラウザ技術の利用」を開拓したと称賛した。
Levie氏は、Boxの業界主導型ビジネス戦略(特に金融サービス、ヘルスケアおよびライフサイエンス向け)を強調し、Subspaceは今後、Boxにおけるデータセキュリティへの取り組みを推進する予定だと繰り返した。
この買収の金銭的条件は明らかにされていない。Subspaceの従業員7人は全員、Boxに移籍する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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