米国のEpic Gamesは3月3日、同社のゲームエンジン「Unreal Engine 4」の無料化を発表した。個人だけではなくメーカーでも無料で利用することができる。すでに日本語版のサイトも公開されている。
Unreal Engine 4はゲームエンジンとしながらも、ゲーム開発に限らずさまざまな作品制作に用いられている。2014年3月からサブスクリプションモデルを導入し、月額19ドルで一般でもUE4を利用可能としていた。今回の発表はこの月額部分を撤廃して無料化するというもの。ゲームやアプリケーションを制作、販売した場合において、四半期ごとの総売上のうち3000ドルを超えた部分に対して5%のロイヤリティが発生する。無料版でも機能制限といったものはなく、書き出し先についてもすべての主要プラットフォームに対応しているという。
無料化にあたり、既にサブスクリプションにて利用している加入者に対して直近の月の支払いを返金するほか、マーケットプレイスで利用可能な30ドル相当のクレジットを提供するとしている。
Epic Gamesでは、サブスクリプションモデルを導入しての公開後、コミュニティが予想以上に大きなものへと拡大したほか、UE4を利用して制作されたコンテンツのクオリティやバラエティの豊富さは「想像を絶するもの」だったとし、より多くのユーザーにUE4を利用してもらうには「障害は取り除かれるべきだとの結論に至りました」としている。
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