ほとんどの仕様はまったく同じで、サイズやバッテリ持続時間など、一部に小さな違いがあるだけだ。本記事では異なる点をすべて挙げていく。特に言及がない部分については、両モデルに共通する内容だ。
S6とS6 edgeは、フレームにマット仕上げのアルミニウム合金を、前面と背面に「Gorilla Glass 4」を採用しており、プラスチック製だった過去5世代のGalaxyフラッグシップとは一線を画している。明らかにこれまでとは別種のスマートフォンであり、ファンが長年にわたって待ちわびた製品だ。
サムスンは、今回一気に変更を行ったわけではない。Note 4と、ミッドレンジ寄りの「Galaxy Alpha」でメタルフレームを採用し、若者向けの「GALAXY A5」と「GALAXY A3」ではシャーシをすべて金属製にした。
形状はどうだろうか。S6もS6 edgeも、サムスン製端末に見られる曲線を持ち、上部と底部は丸みを帯びているが、サイドはやや直線的だ。電源ボタンは右側面にある。S6では右側面にnano-SIMカードスロットもあるが、S6 edgeではこのスロットが上部に配置されている。両モデルともmicro-USB充電ポートとヘッドホンジャックが底部に、独立型のボリュームボタンが左側面にある。
中央には、金属の縁取りが付いたホームボタンがあり、その両側の2つの静電容量式ボタンは、最近の履歴を呼び出すボタンと、戻るボタンだ。上部には赤外線通信用のライトがあり、スマートフォンをテレビのリモコンとして使うことができる。
背面には16メガピクセルのカメラ(Note 4と同じ)とLEDフラッシュを搭載。LEDは心拍数をモニターするセンサも兼ねる。
次は、手に持ったときの感触だ。仕様上は、最も厚い部分ではS6 edgeの方がわずかに厚いことになっているが、最薄部ではS6よりS6 edgeの方がスリムに感じる。
手に持った感触は薄く、滑らかだ。S6 edgeは左右の端に向かって次第に細くなっていき、画面の曲面部分がそこで背面につながっている。Note Edgeと同様、形がシャープになったS6 edgeでもバランスは取れている。
Galaxy S6 | Galaxy S6 Edge | |
---|---|---|
サイズ(mm) | 143.4×70.5×6.8 | 142.1×70.1×7.0 |
重量(g) | 138 | 132 |
カラーバリエーションはかなり落ち着いていて、両モデルともプラチナゴールド、サファイアブラック、ホワイトパールだが、サムスンはラインアップに別のカラーも投入している。側面が直線的なS6にはトパーズブルー、S6 edgeにはエメラルドグリーンも用意される。非常に反射率の高い背面では、色と光が輝く。サムスンは、これは深みと暖かさを加えるためだとしているが、これほど遠慮なく反射するのでは目障りではないかと、筆者は勘ぐってしまう。
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