うるるは3月3日、アパレル店舗向けの販促用会員情報登録タブレットシステム「KAMIMAGE for FASHION(カミメージ フォー ファッション)」の提供を開始した。ブラウザベースのサービスでありタブレットの種類は問わないが、同社ではiPadの利用を推奨している。
来店した顧客に、氏名や住所、連絡先、アンケートなどをタブレット上のフォームに手書きで記入してもらうことで、最短1時間でテキスト化されたデータをダウンロードできるようになる。また、タブレットに搭載されたカメラの活用により、顧客の購入商品やレシートなどの画像をデータと紐づけたり、APIにより自社ECサイトとの顧客情報の共有やCRMと連携させたりすることもできるいう。
料金プランは、ライト(毎月税別5000円)、スタンダード(毎月1万5000円)、プレミアム(毎月3万円)と、利用料のかからないフリーの4つで、それぞれ利用できる機能が異なる。タブレット端末の貸与にも対応する。うるるでは、1年目の売上目標を7000万円と定めている。
アパレル店舗では従来、顧客自身がショップカードに記載されたURLやQRコードにアクセスして会員などの登録をする形式が多い。その際、iPhoneやAndroid端末、フィーチャーフォンなどさまざまな端末が使われるため、情報登録が複雑化し、登録までの間に顧客が離脱してしまうケースが多いという。また、レジ前に用意された用紙に情報を記入し、店舗スタッフの空き時間を利用して入力したり、外部委託で入力を依頼したりしているケースもあり、データ化までの時間短縮が課題となっているそうだ。
今後、同サービスを他社サービスと連携させることも考えているそうだ。
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