UPDATE スペインのバルセロナで開催されているMobile World Congressで、HTCは現地時間3月1日、主力スマートフォン「HTC One」の新モデルやVRヘッドセット、フィットネスバンドなど、多数の製品を発表した。
新しい「HTC One M9」は、ゴールドとシルバーで仕上げたメタルボディで、5インチのスクリーン、サファイアガラスを採用した20メガピクセルの背面カメラ、Qualcommの最新ハイエンドプロセッサ「Snapdragon 810」を搭載している。また、前面のスピーカで5.1chのサラウンドサウンドに没入できる。
HTCの最高経営責任者(CEO)を務めるPeter Chou氏は、カンファレンスの参加者に次のように語った。「これは当社を象徴するデザインの3代目だ。『M8』は市場で最も美しいスマートフォンと言われるが、われわれはさらに上を目指そうとした」
HTC One M9は、ユーザーが携帯を自分好みに設定できる「Android」スキン「HTC Sense 7」も搭載しており、近隣の新しいレストランを勧めたり、ソーシャルメディア用の特別なテーマを作成したりできる。
HTC One M9は、アジアで3月中旬に4色展開で発売される。
HTCはVRヘッドセット「HTC Vive」も発表した。このヘッドセットは軽量で、装着してバーチャルな世界を歩き回っても気分が悪くなったりしないという。HTCは同製品で、急成長しているVR分野に進出することになる。同社は、ゲーム開発のValveやその他の開発企業、エンターテインメント大手のHBO、Google、Lionsgateと提携している。
HTC Viveは、2015年末までに市販される見通しだ。
「VRは世界との交わり方を一変させるとわれわれは考えている。これは主流の体験になるだろう」と、Chou氏は語った。
HTCはまた、ウォーキング、ランニング、サイクリング、ジムでの運動を追跡できる、GPS内蔵のフィットネスバンド「HTC Grip」も発表した。HTC Gripはスマートフォンに接続できるため、通話や通知を見逃さずに済む。Appleの「iOS」とGoogleの「Android」の両OSに対応している。
HTC Gripは米国向けの製品で、2015年春に199ドルで発売される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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