このヘッドホンは、中・低音がやや強調された、全体的にバランスの良いサウンドが特徴だ。全体的に、鋭さというよりはあたたかみを感じるが、音のキレもあるためソフトな印象ではない。
オンイヤー型のヘッドホンは耳の上に載せるタイプのため、屋外の環境では音漏れも気になる。もちろんボリュームを大きくしすぎれば他の製品同様に音漏れが起きる。
しかし低音を集めに設定しているせいか、音量調節をきちんとすることで、満足いく音の大きさと、高音が大きく鳴り響くような音漏れの防止を両立できるのではないだろうか。
音質の心地よさと同時に、装着感もまた上質だ。上位モデルのMOMENTUMはレザーの柔らかなクッションが用いられているが、MOMENTUM On-earはイタリアの高級素材アルカンタラを採用。触ってみるときめ細かい柔らかさがある。
ヘッドホンとスマートフォンなどの音源を結ぶケーブルは着脱式。2本付属しており、うち1本はマイク付きリモコンに対応していて、通話への応答も可能だ。
Ingressを街中でプレイする際、多くのエージェントが「マナーモード」に設定しているのではないだろうか。実はこのゲーム、やや不気味な環境音とともに、ポータル圏内に入ったアナウンスやレゾネーターの設置、攻撃の効果音など非常に作り込まれているのだ。
MOMENTUM On-ear Ingressを装着したエージェント活動は、音楽を聴きながらこうした効果音を楽しみ、よりIngressの世界にどっぷりと浸れるはずだ。良い音と心地よい装着感は、「上質なエージェント活動」を作り出してくれるだろう。
ただし、道路を歩きながらのエージェント活動の際には、音量の上げすぎには注意しておきたい。イヤホンでも同様だが、周囲の環境音が聞こえるよう、歩いている際には片耳を外すなどの工夫も必要だろう。
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