「Windows 10」で「JavaScript」のパフォーマンスがさらに向上することになりそうだ。Microsoftは米国時間2月19日、同OSに搭載予定のJavaScriptエンジン「Chakra」の次期バージョンで、Mozillaの「asm.js」最適化をサポートすることを発表した。
Microsoftはブログ記事の中で、asm.jsのサポートを追加する理由として、JavaScriptのパフォーマンスが向上する点と、asm.jsサブセットをサポートしないブラウザが通常の方法でJavaScriptを実行できる点を挙げている。
「つまり、asm.jsをサポートするエンジンではこの新機能が有効になり、サポートしないエンジンでは、単純にそれより劣るパフォーマンスでJavaScriptが実行される」(Microsoft)
「asm.jsは、ウェブプラットフォームでネイティブに近いパフォーマンスを実現するための明確な手段だ。そのため、将来のリリースでChakraにasm.jsを追加することを楽しみにしている」(同)
asm.jsは、ネイティブコードへの事前コンパイルでJavaScriptサブセットのパフォーマンスを高めることによって、ネイティブに近い実行速度を実現する。また、開発者はさまざまな静的型付き言語からクロスコンパイルすることができる。
「Internet Explorer」(IE)が追加されたことで、asm.jsはいずれ、現在の3大ブラウザ(「Firefox」、「Google Chrome」、IE)のすべてでサポートされることになるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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