デジタル・エンターテイメント・グループジャパン(DEGジャパン)は2月17日、「第7回DEGジャパン・アワード/ブルーレイ大賞」のグランプリ、各部門賞の受賞作品を決定し、授賞式を開催した。
DEGジャパン・アワードは、2014年に発売されたBDソフトタイトルの中で、BDの特徴をもっともいかした作品を表彰するもの。今回は、音楽ライブやイベントの多くの作品がBD化されている現状を踏まえ、ベスト高画質賞に「ライブエンターテイメント部門」を追加。ベストBlu-ray 3D賞、ベスト高画質賞、ベスト高音質賞など、16作品が選出された。
DEGジャパン会長でウォルト・ディズニー・ジャパンゼネラルマネージャーの塚越隆行氏は「アワードは今回で7回目を迎え、お客様に浸透してきていると感じている。2014年映画業界は動員が増えたと聞いているが、映画に限らず、テレビ、バラエティ、教養、音楽などのコンテンツをもっと多くの人に楽しんでいただけるような文化を育てていきたい」とコメントした。
グランプリを受賞したのは、映画興行収入からレンタル回数、BDの売上枚数まで、多くの記録を塗り替える快進撃を見せた「アナと雪の女王」(ウォルト・ディズニー・ジャパン)。ベスト高画質賞 アニメ部門(洋)とのダブル受賞となった。
審査委員長を務めたAV評論家の麻倉怜士氏は「アナと雪の女王は、原作、作画、CGそして歌とすべてが素晴らしい作品。しかし一番素晴らしいのはBDソフトが300万枚も売れたということ。これはBDが普通のメディアになったきっかけともいえる作品」と評した。
同じくベスト音質賞 音楽部門(クラシック)と審査員特別賞をダブルで受賞した「シューマン:交響曲全集/ベルリン・フィル&サー・サイモン・ラトル指揮」(発売元:ベルリン・フィル・レコーディングス/販売元:株式会社キングインターナショナル)については「音の良さはもちろんだが、パッケージの素晴らしさから審査員特別賞に選定した。中にはBD、CD、オリジナル・ハイレゾ音源をダウンロードできる『ダウンロードコード』、ベルリン・フィルの映像配信サービス『デジタル・コンサートホール・チケット・コード』などすべてが封入されている。アートワークも含めてパッケージをコレクションするとはこういうこと」と受賞の経緯を話した。
授賞式には「DEGアワードアンバサダー」に就任した、俳優の竹中直人さんとモデルでタレントの筧美和子さんが出席。筧さんは「ベスト高画質賞・アニメ部門(洋)」、竹中さんはグランプリの特別プレゼンターを務めた。
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