ブイキューブとパイオニアVCは2月16日、ドローン(小型無人飛行機)を活用した実証実験を3月5~27日に実施することを発表した。これに先立ち、実験の協力パートナーを2月16~25日の期間に募集する。
ブイキューブは1月26日に、ドローンの商用利用に関する技術を開発するRapyuta Robotics(ラピュータ)に出資したことを発表。ブイキューブが提供するビジュアルコミュニケーションサービスとラピュータの技術を組み合わせ、ドローンで撮影した映像をリアルタイムに「V-CUBE」上で視認できるようにする予定だ。
具体的には、老朽化対策が課題になっている橋梁、トンネルなどのインフラ点検や、人の立ち入りが容易でない高所や煙突があるプラント保守、災害現場での被害状況確認、エネルギー発電所やイベント会場、ビルのフロアなどを無人で警備するセキュリティの実現など、さまざまなシーンでの利用を想定し、2015年内の提供を目指して、サービスを共同開発していくという。
ブイキューブは、開発中のサービスを利用した実証実験を進めるため、災害対策分野において、国土交通省など官公庁での実績をもつパイオニアVCと連携。そして今回、より多くの利用シーンでの実用性を検証するため、実証実験に参加する企業や市区町村をパートナーとして募集する。
募集するのは、(1)鉄鋼所やプラントの設備保守点検における活用、(2)橋梁やトンネルなど社会インフラ点検における活用、(3)市区町村の緊急災害対策における活用に関わる分野のパートナー。3月4日までにすべての応募者を審査して選考結果を通知するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス