AudioQuest、開発に2年をかけたヘッドホン「NightHawk」--新素材、3Dプリンタ活用も

加納恵 (編集部)2015年02月14日 15時52分
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 D&Mホールディングスは2月14日、米AudioQuestブランドのヘッドホン「NightHawk(ナイトホーク)」を発表した。イヤーカップの素材に加工しやすく、木同様の音響特性が得られるリキッドウッドを採用する。発売は3月下旬。米国での価格は599ドルで、日本での販売価格は7万円前後とみられる。

  • 「NightHawk」

 AudioQuestは、米カリフォルニアに拠点を構えるオーディオブランド。ケーブル類の開発、販売で知られており、ヘッドホンの発売は今回が初めて。デザイナー/エンジニアのSkyler Gray(スカイラー・グレイ)氏によると、開発期間は約2年で、35回以上の技術変更、100以上のイヤーカップバリエーションなどの試行錯誤を経て完成したという。

 NightHawkは、セミオープンタイプのオーバーヘッド型ダイナミックヘッドホン。スピーカをそのままミニチュアにしたヘッドホンがコンセプトで、スピーカのドライブユニットから着想を得たバイオセルロース振動板や「スプリット・ギャップ磁気回路」などを採用する。重量は約346g。

 特徴的なのは、イヤーカップの素材として用いた「リキッドウッド」。これはセルロースパルプが製造される過程でできる副産物で、熱を加えて液化し、射出成形することが可能。これにより、木材同様の音響特性を持ちながら、柔軟な加工ができ、人間の耳に似た形状の成型ができたという。

  • 「バイオミメティック・グリル」

 イヤーカップの外側には、音を拡散し、共振を抑制する「バイオミメティック・グリル」を搭載。これはチョウの羽の裏の構造をモチーフにした複雑な形をしており、機械での加工はできないため、製造には3Dプリンタを用いている。

 快適な装着性を実現したヘッドバンド部とイヤーキャップが自由に動くサスペンションシステムにより、長時間でも疲れにくい使用感を実現。イヤーパッド部には、人工皮革である「プロテイン・レザー」を用いることで、フィット感を高めた。パッドの後方を厚く、前方を薄く作ることで、安定した装着ができるとしている。

 2.4mのケーブルは、AudioQuestのスピーカーケーブルをベースに製造された専用ケーブルを採用。3.5mmの変換プラグにもダイレクトシルバーコーティングを施すなど、ケーブルブランドらしいこだわりパーツを付属する。

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