OPPO、超薄型ポタアンと軽量化を実現したヘッドホン

  • ポータブルヘッドホンアンプ「HA-2」とヘッドホン「PM-3」

 OPPO Digital Japanは2月13日、米OPPO Digital(オッポデジタル)製の超薄型デザインを採用したポータブルヘッドホンアンプ「HA-2」と平面磁界駆動型ながら軽量を実現したヘッドホン「PM-3」とを発表した。両機種ともに同日から予約受付を開始し、3月20日に発売する。

 OPPO Digitalは、米カリフォルニアに拠点を置くエレクトロニクスメーカー。2004年に設立され、DVD/BDプレーヤーやヘッドホンなどの開発、販売をしている。OPPO Digital Japanは、日本での商品展開にあわせ2013年に設立した。

 すでにヘッドホン「PM-1/2」やヘッドホンアンプ「HA-1」などを日本市場で販売しており、2013年から2014年にかけて240%、2014年から2015年にかけては260%の成長を見込む。製品全体のクオリティを重視する日本市場は、OPPO Digitalにとって重要なフィールドテストの場に位置付けられているという。

 HA-2は、高さ157mm×幅68mm×奥行き12mmで、重量約175gの超薄型デザインが特徴のDAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプだ。ほかのポータブルヘッドホンアンプとは一線を画す薄型サイズは、iPhone6と同等のサイズ感に仕上げたという。

 本体にはESS製のDAC「Sabre32 Reference ES9018K2M」を内蔵し、384kHz/32bitまでのPCM、11.2MHz(DSD256)までのDSDといったハイレゾ音源を再生。ライン接続のほか、Lightningコネクタを接続できるUSB(A)、USB接続ができるUSB(B)を備え、iOS、Android、PCとの接続が可能だ。

 3000mAhのリチウムポリマ充電池を内蔵し、約1.5時間の充電で約13時間(アナログオーディオ入力時)の駆動を実現。約30分で70%までの充電ができる独自の「ラピッド・チャージ」機能も搭載する。モバイルバッテリとしても使用でき、フル充電の状態で約1回分のスマートフォン充電に対応する。店頭想定価格は3万9000円前後になる。

  • ポータブルヘッドホンアンプ「HA-2」。革を配したブックカバーデザインで傷がつきにくい

  • ゲイン切り替えやBass boost機能も備える

  • 接続端子によって左端のスイッチを切り替える

  • 上部にはヘッドホン端子とAudio In、Line Out

  • 同梱するケーブル類

 PM-3は、独自の平面磁界駆動方式のユニットを搭載したオーバーヘッドタイプのヘッドホンだ。ダイナミックタイプのヘッドホンに比べ、ユニットが均質で歪みの少ない音質再生をできることが特徴だ。

 PM-1/2ではオープンエアタイプを採用してきたが、PM-3はアウトドアでの使用を考慮し、密閉型を実現。重量も320gと軽量で、ポータビリティを高めた。ケーブルは片出しの着脱式で3mと1.2mの2ホンが付属する。ボディカラーはブラックとホワイトの2色を用意。想定価格は5万5000円前後になる。

  • ヘッドホン「PM-3」

  • ケーブルは着脱が可能

  • ダイナミック型(左)と平面磁界駆動型(右)の違い


OPPO DigitalのプロダクトマネージャーであるChristopher Vick氏

 OPPO DigitalのプロダクトマネージャーであるChristopher Vick(クリストファー・ヴィック)氏は、「アンプやヘッドホンにポータブル製を持たせることで、高音質なリスニング体験をどこでもできるようになった。今どき専用のリスニングルームでじっくりと音楽を聞く時間を確保することは難しい。しかしHA-2やPM-3があれば、どこでも高音質で音楽を聴くことができる」と新製品について話した。

   

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