カメラと写真映像の総合イベント「CP+」が2月12日に開幕した。15日までパシフィコ横浜で開催される。主催はカメラ映像機器工業会(CIPA)。入場料は1500円で、小学生以下と障害者手帳の持参者、ウェブ事前登録者は無料。
出展社数は131社・団体(前回は128社・団体)、出展コマ数は965小間(同959小間)で、期間中7万人の来場を目指す。会場内には、発売の新製品が数多く展示されており、多くの新製品に実際に触れて撮影などが行える。
会場内には多くのタッチ&トライコーナーが設けられているが、中でも長い列を作っていたのがキヤノンの「EOS 5Ds/5Ds R」だ。開場後まもなくの時点で待ち時間は約60分となっており、その後も続々と人が詰めかけていた。
ブース内には「8000D」「N2」などのデジタルカメラカメラ新製品から、写真や動画をかざして転送できるNFCに対応したストレージ「Connect Station CS100」など新製品も多数展示されている。
リコーイメージングブースでは、代表取締役社長の赤羽昇氏が登場し、35mm判フルサイズの大型イメージセンサ搭載のデジタル一眼レフカメラを披露した。Kマウントを採用しており、2015年中の発売を目指すとしている。
そのほか、ソニーブースでは参考出品されているFEレンズのタッチ&トライコーナーが設置され、使用感を試すことが可能。パナソニックブースでは、4Kテレビと組み合わせた4K撮影を積極的にアピールしている。話題のコミュニケーションカメラ「LUMIX CM1」は、体験用として複数台展示されていた。
オリンパスのブースでは、2月20日に発売する「OM-D E-M5 MarkⅡ」の体験コーナーが人気を集めている。初日の午前中でも15分待ちの人気ぶりだ。撮影時間は1人5分程度。SDカードを持参すれば、OM-D E-M5 MarkⅡで撮影したデータを持ち帰れる。またスマートフォンと連携して楽しむ「OLYMPUS AIR」も人気だ。このほかにも、ミラーレス一眼「OM-Dシリーズ」「PENシリーズ」、コンパクトデジタルカメラ「STYLUSシリーズ」など、最新のデジタルカメラを中心に展示。実機を手に取って試せるチャンスだ。
ニコンブースでは2月10日に発表された、ニコン初の天体撮影専用超高精細デジタル一眼レフカメラ「D810A」を展示している。実際に触れることはできないが、ガラスケースに入った状態で間近に見られる。今回はブース内に「デジタル一眼レフ」「NIKKORレンズ」「Nikon1 & COOLPIX」の3つの専門カウンターが用意されており、「こんな写真が撮りたいが、どんなレンズを使えばいいのか」など、専門スタッフが相談に応じてくれる。多彩なレンズが一様にそろい、実際に試せる貴重なチャンスだ。
シグマのブースでは、2月10日に発表された高画質コンパクトデジタルカメラ「SIGMA dp0 Quattro」と「SIGMA dp3 Quattro」を展示している。新開発Foveon X3ダイレクトイメージセンサ(ジェネレーションネーム“Quattro”)を搭載した高画質コンパクトデジタルカメラだ。
このほか、今回ドローンで知られるDJIも出展。実際に会場で操縦デモなども行っており、人気を集めていた。撮影後にフォーカスを変えられるカメラとして話題を集めている「LYTRO」も出展。自由に触れられるほか、3D画像を表示できるデモなども行われている。
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