2014年4月から3カ月間、TVアニメ2期を放送したあとのワンマンライブとあってか、その2期を彩った楽曲が多数盛り込まれていた。ステージも作中でメンバーたちが目指していたスクールアイドルの祭典「ラブライブ!」の本戦をイメージしたセットで、衣装もTVアニメと同様に再現されたもの。その衣装もキービジュアルにあるようなビビットカラーの衣装もあれば、青や白系統で統一した衣装、ハロウィーン風の衣装など、数曲で変わっていくほどさまざまな衣装を用意。それらをまとって歌い踊る姿にも魅了されるのだが、作品を知ると、あのときメンバーはこんなことをしていたなど、そのときのシーンがよみがえってくる。
幕間にはメンバーによる舞台裏を描いたドラマが上映。アンコールでもステージの袖にいるメンバーを描いたアニメーションが上映されたのだが、コール&レスポンスの観客の反応まで盛り込んだものになっているなど、こういったところからも会場をラブライブ!の世界に包み込んでいく。さらに終盤で「KiRa-KiRa Sensation!」からアンコールを挟んで「僕らは今のなかで」という流れは、ラブライブ!本大会を描いたTVアニメ2期第12話をほうふつとさせるもので、追体験できる形となっていた。
もちろんファンもライブを彩る重要な存在。メンバーのあいさつのとき、あるいは今回ソロやデュエット曲も織り交ぜられていたが、このときにメンバーのイメージカラーのペンライトが一面に広がる光景、そしてコールは会場の広さがあるだけに壮観だ。そして恒例となっているのが「Snow halation」で、雪をイメージした白から一斉に光り輝くようにオレンジに変わるところ。同曲のアニメーションPVを再現するかのように自然発生した“お約束”なのだが、大会場で一斉に変わる光景はそれだけで見とれてしまうぐらいだ。
ちなみにこの日は楠田さんの誕生日とあって、サプライズで誕生日をお祝いしたほか、ファンがペンライトをろうそくに見立ててふーっと吹き消す演出も。ほかにもアンコールで披露された「SENTIMENTAL StepS」では、メンバーが公式グッズのペンライト「ラブライブレード!」を手にし、メンバーが振る方向にファンも合わせて振るという光景もあり、メンバーとファンが一体となってこのライブ、ひいてはラブライブ!の世界を作り上げるという思いを感じたシーンでもあった。
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