物議醸す男性格付けアプリ「Lulu」、創業者は元プロテニス選手--開発秘話を直接取材 - (page 2)

Lyndsey Gilpin (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎2015年02月13日 07時45分

 これは、彼女が人生を通じてずっと望んできたことだ。Chong氏はジャマイカで生まれた。父親は中国人とジャマイカ人の混血で、母親はカナダ人だった。同氏は英国にある全寮制の学校に進み、そこでプロテニスプレイヤーになった。Chong氏はテニスの国際大会であるフェドカップに出場し、ジャマイカチームでプレイした。

 その後テニスで奨学金を得てフロリダ国際大学に進み、続いてロンドンスクールオブエコノミクスのロースクールに進学した。最初は、同氏はジャマイカに戻って政治家になるつもりだった。しかし結局ロンドンに本拠を置くモバイルマーケティング企業であるUpstreamに就職した。同氏はこの会社で初めてテクノロジ関連スタートアップを経験し、そのエネルギーを気に入った。そこでChong氏は、自分が「起業家になる核を持っている」ことに気づいたという。

 もちろん、Luluは同氏のそれまでの経歴からはかなり外れているが、Luluをとりまく活気こそ、Chong氏が求めていたものだ。

 「私は(女性に対して)テクノロジの分野でも企業を立ち上げられるということを見せている。しかし、本当に私が作りたかったのは空間だ。なぜなら、それが必要だったから・・・。私はとにかくおてんばで、アスリートとして男子たちと一緒に育ってきた」と同氏は言う。「私はほかの女性たちと過ごす時間を、本当に大切に思っている」(Chong氏)

Chong氏が自分の言葉で語る

趣味は何ですか?

 「私はテニスプレイヤーです。ニューヨークに移って以来、自分が望むほどはプレイしていませんが、テニスは強い競争心の源であり、私には大切なものです。私はテニスを楽しんでいます。このため、私はテニスをたくさんプレイして、素晴らしい友達のネットワークを作っています。長い間に、多くの起業家と親しくなりました。そのことが、自分が普通であると感じるのに役立っています。私はどんなステージにいるかに関わらず、すべての起業家にこれを勧めます。なぜなら、共同創業者がいない場合、起業家の道は孤独だからです」(同氏)

日課は何ですか?

 「黙想をしています。これはある意味で、望んでいるほど運動をできていないことの代わりで、これを楽しんでいます。血糖値が下がり、頭が疲れきって集中できないときには、20分間の静かな時間を、3回から5回持つようにしています。私は目を閉じて自分の場所を探します。このやり方はうまくいっています。自分を隔離して、心をクールダウンして処理し直し、午後に備えるのです」(同氏)

意欲のある起業家に、どのようなアドバイスをしますか。

 「最大のリスクは、リスクを取らないことです。先のことは分からないのですから。これは、起業家だけではなく誰にとっても同じです。挑戦しなければ、必ずそれを後悔します。多くの起業家は非常に聡明で、好きな仕事に就くことができます。前に進んで挑戦してみても、大きな失敗にはなりません。それが自分に向いているかどうかはすぐに分かるでしょう」(同氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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