アイスタイルは2月2日、海外の消費者をターゲットとした越境ECや化粧品卸事業に参入したことを発表した。 まずは、コスメ・美容の総合サイト「@cosme」で人気の国産化粧品を中国向けに販売する。
これにともない、同社では海外向けの化粧品卸専門会社となるアイスタイルトレーディングを設立。 海外の化粧品販売事業者に国産化粧品を卸す際の輸出業務を担い、 物流面から化粧品メーカーをサポートする。卸先の第1弾として、アイスタイルの連結子会社であるistyle Global(Hong Kong)を通じて、化粧品分野で中国最大のオンラインサイト「聚美优品(JUMEI)」を運営するJumei International Holdingsと販売提携契約を締結した。卸先は今後も拡大していく予定。
さらに、アリババグループが運営するBtoCオンラインショッピングモールの国際サイト「天猫国際(Tmall Global)」に化粧品専門店「@cosme官方海外旗艦店」を1月中旬にプレオープン。@cosmeの人気商品を中国ユーザー向けに販売していく。正式なオープン日は3月中旬の予定。
iReserchの調査によれば、中国での化粧品全チャネルの市場規模は2013年で3338億6000万元(約6兆円)に及ぶ。また、中国電子商務研究中心によれば、化粧品を含めた海外輸入商品購入市場は2013年に767億元(約1兆4800億円)に達し、 前年比58.8%の伸張を見せているという。
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