Amazonは米国時間1月21日、半年前にリリースしたモバイルウォレットアプリ「Amazon Wallet」ベータ版の提供を停止した。
Amazonは同ベータ版の提供をやめてアプリストアから取り除く旨を、20日からメールでユーザーに通知し始めた。今回のベータ版提供停止の背景には、シリコンバレーの各企業が創業時の業態を超えて製品やサービスの販売を拡大し、利益の多い金融分野に進出するのに苦労していることがある。
Amazonの広報担当者であるTom Cook氏は声明で次のように述べた。「Amazon Walletの導入からわれわれは多くのことを学んだ。顧客のために革新を続けながら、今後これらの教訓を生かす方法を模索していく」
Amazonは、Walletが復活するかどうかや、復活するとしたらいつかを明らかにしていない。
2014年7月下旬、静かにリリースされたAmazon Walletは、カードによる直接取引やオンライン取引のためにギフトカードや店舗のメンバーズカードを保存して管理することができた。だが、このモバイル決済というニッチ市場の競合製品とは違い、クレジットカードやデビットカードの管理には利用できなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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