世界最大規模のソーシャルネットワークであるFacebookが、同社プラットフォームに「Amber Alerts」を米国で統合する。これによって全米行方不明・被搾取児童センター(National Center for Missing and Exploited Children:NCMEC)に対し、誘拐された児童の救出を支援できるかもしれない人々に情報提供を呼びかける直接的な手段を提供するという。Facebookが米国時間1月13日に発表した。
この新しい体制により、NCMECはAmber Alertsを、探索地域の範囲内にいるFacebookユーザーのニュースフィードに投稿できるようになる。アラートには、行方不明の児童の写真や身体的特徴などの主要情報と、誘拐者とされる人物の特徴が含まれる。
NCMECはこれまで4年間にわたり、Facebook上にオプトイン方式のAmber Alertsツールを提供してきた。このツールによってユーザーは、Facebookを通してアラートの受信を希望することができる。しかし今回の提携により、NCMECとFacebookは直接連携して、発行されたアラートを直ちに共有する手段を確立する。
1996年に導入されたAmber Alertsは、米司法省によって運営されている。同サービスの導入以来、そのアラートは728人の児童の救出につながった。同プログラムは、1996年にテキサス州で誘拐されて殺害された9才の児童Amber Hagermanちゃんの名前にちなんで名づけられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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