マネタイズについては、待ち時間を短縮できるアイテムを購入したり、対戦中に自身が得意なミニゲームを選べる権利などを得られる課金アイテムの“コイン”を用意していたが、「ユーザーが思っていた以上にストイックだった」ことが誤算だったと高場氏。上位プレーヤーになるほど、苦手な問題をなくすためにひたすらトレーニングモードで練習するため、対戦中にコインを使わないのだという。そこで新たに、コインを消費することで自身の過去の対戦データを閲覧して分析できる「アンロック機能」なども提供している。
また、 BrainWarsでは対戦結果をFacebookやTwitterに共有でき、それを見た友人がリンクからアプリへアクセスして、投稿者のプレイデータである「ゴースト」と戦うことができる。この仕組みを応用すれば、たとえば芸能人や企業のマスコットキャラクタと対戦するといったタイアップができる。この第1弾として7月に、戦いに勝つと、注文から20分以内に弁当を届けてくれるサービス「bento.jp」の弁当が無料で食べられるキャンペーンを展開した。今後もコラボは実施していきたいが、ユーザーの海外比率が9割を超えるため、日本だけでなくグローバルで展開する企業と連携していきたいという。
さらに2015年は、BrainWarsとは別に2本の新規タイトルをリリースする予定。1本目は10月に出資を受けたLINE向けのアプリで、同社の抱える世界5億6000万のユーザー基盤を活用したゲームを用意する。2本目は完全オリジナルタイトルで、「億単位のユーザーを本気で狙いたい」(高場氏)という。
創業時は3人だったトランスリミットだが、この1年でメンバーは10人まで増えており、そのうち2人は4月に新卒採用する。さらに1年後には30人規模の体制に拡大したいとしている。最近は海外のゲーム事業者などからの問い合わせも増えており、現在はリトアニア出身の女性デザイナーが英語で対応しているという。海外展開を加速させるため、今後はグローバル人材も増やしていきたいとしている。
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