ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「PlayStation 4」(PS4)が、中国で発売延期となった。ソニーによると、この延期には「諸般の事情」があるという。同社は中国当局と交渉しているが、当局はゲームに対し極めてあいまいな姿勢を取っており、プレイヤーにとって「質が高く健全」な体験を提供することをゲームに求めている。
PS4は当初、携帯ゲーム機「PlayStation Vita」とあわせて、中国で現地時間1月11日に発売されることになっていた。新たな発売日はまだ明らかにされていない。
中国では長年にわたって外国製ゲーム機の販売禁止措置が取られていたが、2014年に一時的に解除された。PS4は、解禁後の中国で初めて販売されるPlayStationになるはずだった。今回の延期がソニーにとって特に痛手なのは、PSの最大のライバル、Microsoftの「Xbox」が中国で2014年9月にゲーム10タイトルとともに発売されたからだ。政府の検閲にもかかわらず、中国は世界第3位のゲーム市場となっており、2014年におけるPC、モバイルおよびオンラインの各種ゲームの売上高は150億ドルに達している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
トラディショナルからモダンへ進化するBI
未来への挑戦の成功はデータとともにある