Facebookが、自然言語ソフトウェアプラットフォームを手がける新興企業Wit.aiを買収した。Wit.aiはアーリーステージの新興企業で、2014年10月にAndreessen Horowitzをリードインベスターとするシード投資で300万ドルを調達している。Wit.aiが目指しているのは、オープンソースの自然言語プラットフォームを開発して配布することだ。
買収条件は開示されなかったが、今回の買収からはFacebookの思惑が伝わってくる。モバイルへの取り組みを強化する中で、Facebookには今後、重要な機能を追加するために自然言語のアルゴリズムとノウハウが必要になるだろう。
Wit.aiは同社のプラットフォームを通して、Facebookに6000人以上の開発者ももたらす。FacebookはWit.aiをオープンソースプラットフォームとして継続する予定だ。
FacebookはParseなどの企業買収や自社のデータセンター技術のオープンソース化を通して、開発者の支持を得ようと試みている。Wit.aiのドキュメンテーションは複数のプラットフォームにまたがる。
Wit.aiのソフトウェアはオープンデータプロジェクトでは無料で利用できるが、1日あたりのクエリ件数や商用目的のインスタンスに関連して料金が発生する。料金は、月額9ドルで1日あたり250件のクエリを利用できるプランや5000クエリで499ドルのプラン、2万5000クエリで1499ドルのプランが用意されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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