「出せないのではと何度も思った」--アイウェア型端末「Telepathy Jumper」がついに発表

藤井涼 (編集部)2014年12月18日 15時56分
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 テレパシージャパンは12月18日、首からかけて使うアイウェア型のウェアラブル端末「Telepathy Jumper」を発表した。同日より開発者向け端末の登録受付けを開始し、2015年3月から法人向けの販売を、同年夏から一般販売を開始する予定だ。ただし、価格については未定とした。

 Telepathy Jumperは、普段は首にかけておき必要な時だけ眼の前に装着するウェアラブル端末で、連続使用する場合はアタッチメントを使って眼鏡や頭に装着する。OSにはAndroid 4.2を採用しており、高解像度の小型ディスプレイのほか、カメラ、マイク、各種センサーなどを搭載している。

 同日の記者発表会で登壇した、テレパシージャパン代表取締役の鈴木健一氏は「私自身も正直もう製品が出せないんじゃないかと思うことが何度もあった。未知のものを生み出すことは1人だけで出来るわけではない。スタッフやご協力いただいた多くの方々と、Telepathyとは何かを本気で議論し、構築してきた」と思いを語った。

  • テレパシージャパン代表取締役の鈴木健一氏

 また、当初のコンセプトモデルはメガネ型だったが、首にかける形状に変更した点については、「極端なことを言えば先進国では4~5割がメガネをかけているので、メガネの上にメガネを乗せることはなかなか難しい。何とかしてメガネとともに使えるものを作ろうということでやってきた結果、今の形になった」と説明。ただし、あくまでも現時点でのベストな形状であり、今後もさまざまな変更を加えていく可能性を示唆した。

 一般販売されるモデルには、お互いの視線をワンクリックで共有できる「Eye Connect」、空き時間を使ってお互いの知識や体験を伝えることができる「Talent Buzz」の2つのアプリを標準搭載しているが、開発者が自由にアプリを開発することも可能だ。同社では工場やデパート、ホテルなどでの利用を想定したビジネス向け製品をパートナーとともに開発する予定。

 ところで同社といえば、創業者で開発を先導してきた井口尊仁氏が退任したことでも話題となった。鈴木氏は、今回の発表について井口氏からの感想などは聞いていないとしながらも、米国の最新状況を共有してもらうなど引き続き支援を受けていることを明らかにした。

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