Miseluはサンフランシスコに拠点を持つ企業で、2008年に創業した。Appleで開発ツール「Titanium」などを手がけたメンバーら16人が在席する。
なぜ今、楽器をリリースするのか。吉川氏は、名だたるメーカーからさまざなキーボードがリリースされているが、「もうちょっとカジュアルに楽しめる楽器はないのか」と感じていたという。また、「置く場所がない」といった物理的な問題点や費用など経済的な問題、「時間がない」など自由度の問題を持つ人が多いが、C.24はそれらを解決できる「モバイルにフォーカスした次世代の鍵盤デバイス」と意気込む。
創業から6年以上をかけ、コンセプト作りからようやく製品化までたどり着いたのだという。日本に続き、米国では2015年1月に発売予定。カナダ、欧州、韓国で展開するほか、今後は中国や香港、シンガポールでも発売予定だ。
なお、発表会には「あたりまえ体操」の作曲と歌唱で知られるサウンドディレクターの樋口太陽氏が登壇した。2週間前から使っているという樋口氏は、「使ってみたらおもしろい。いろいろな可能性を秘めていると思った。草原や砂浜、ぜひ鍾乳洞の中で演奏したい。あんなに音が響く場所はない」と感想を語った。
また、C.24を使ったデモ演奏としてあたりまえ体操を2回披露した。1回目は自身のみで演奏し、2回目は歌詞を変えたC.24用のスペシャルバージョンだ。2回目はソフトバンク コマース&サービス 執行役員 SBS事業統括本部長の松田広史氏や吉川氏とともにモバイル性をアピールしながらアンサンブルした。
樋口氏は「ピアノを弾いている方や僕のように制作する方だけでなく、楽器は持っていないけどiPadを持っていて何かおもしろいことをしたい、という人におすすめできる商品。是非試してみて」とアピールした。
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