あわえは、各家庭や行政・企業等が保持する古写真を収集してデジタル化するフォトストックサービス「History Photostock GOEN(ゴエン)」開始したと発表した。
過疎化が進む地域では、住民が保持する写真は個人にとっての思い出でもあるが、撮影当時の町並みや生活様式を知ることができる資産でもある。GOENは、これらの古写真を個人宅や企業・行政から収集た写真をスキャンし、クラウドサーバ上で保存・管理できるほか、地域資産として活用できるのが特長だ。
まず写真と情報を収集する。スタッフが個人宅や行政から写真を収集し、撮影時期や撮影場所、当時の様子など写真にまつわる情報や思い出をヒヤリングすることを想定しているという。
次にデジタル化してスキャンし、当時の思い出などとともにシステムに登録する。GOENのシステムに取り込むと、ウェブサイトで地域毎に集めた情報が見られるほか、タブレットやスマートフォンから見るとGPSと連動して地図上にマッピングされた写真を見ながら、今いる場所と過去の写真が閲覧できるという。また、「上映イベント」として開催する地域コミュニケーションに役立てることも可能だ。
GOENは地域住民に対する行政サービスとして全国の地方自治体への導入を推進する計画で、第1弾として徳島県美波町で導入される。すでにウェブサイトができている。あわえは地域活性に各種プロデュース事業を展開しており、徳島に本社を置く。導入のイニシャルコストとして150万円、サーバとシステムの運営費用として月額8万円を見込む。なお、写真の収集やヒヤリング、スキャンは別途その地域でスタッフを用意する必要がある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス