オンライン署名プラットフォーム「Change.org」は12月9日、Microsoft共同創業者であるビル・ゲイツ氏などから2500万ドル(約30億円)の資金調達を実施したことを発表した。
Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)は、米国の社会起業家であるベン・ラトレイ氏が2007年に立ち上げたオンライン署名プラットフォーム。2014年12月時点で、196カ国に住む8000万人以上に利用されており、日本でも5月に50万ユーザーを突破している。
今回の出資には、ビル・ゲイツ氏のほか、LinkedIn共同創業者のリード・ホフマン氏、Twitter共同創業者のエヴァン・ウィリアムズ氏、Yahoo!共同創業者のジェリー・ヤン氏、ハフィントン・ポスト創業者のアリアナ・ハフィントン氏、Y Combinator代表のサム・アルトマン氏など、テクノロジ業界やメディア業界をけん引するリーダーや起業家が名を連ねている。
これらの支援者が、eBay創業者のピエール・オミダイア氏とパム夫人の設立した理念重視の投資会社オミディア・ネットワークに参加する形で出資している。オミディア・ネットワークは、前回のChange.orgの資金調達でも出資しており、今回のシリーズC ラウンドにあたって出資額を大幅に増やしたのだという。
Change.orgでは今後、出資を受けたYahoo!やTwitter、LinkedInなどのアドバイスを受けながら、モバイルサービスの開発や、キャンペーン賛同者が政府や自治体の代表者とやり取りできるツールの開発、さらなるグローバル対応などを進めるとしている。
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