サムスンのモバイル事業を統括するJ.K. Shin氏が現職に留まると、The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間12月1日に報じた。サムスンの発表に基づく同記事によると、同社の消費者家電事業を率いるB.K. Yoon氏、ならびに部品部門を率いるKwon Oh-hyun氏も同じく続投するという。
ただし、Shin氏の部下である上級幹部が1人離職する。WSJは「事情に詳しい筋」の話として、サムスンのモバイル部門で販売およびマーケティング責任者を務めるD.J. Lee氏が「スマートフォン販売低迷の責任をとって」現職を退くと報じている。
WSJによると、サムスンはモバイル事業不振の責任をShin氏に取らせ、Yoon氏と交代させることを検討していたという。しかし、実際には両氏とも留任ということになった。ただし、他のモバイル部門幹部が職を追われる可能性があると、WSJは情報筋の話として伝えている。また現地報道によると、モバイル部門ではLee氏に加えてさらに2人のプレジデント級の幹部が解任されたという。
「J.K. Shin氏はサムスンを世界最大の携帯電話メーカーにする上で大きく貢献した」と、サムスンのコーポレートストラテジーオフィスで企業コミュニケーションを担当するJune Lee氏は報道陣に対して述べた。「人事交代はこれまでより狭い範囲に留まる」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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