ゲームアプリ開発事業者向けにチート対策コンサルサービス--サイファー・テック

 サイファー・テックは11月20日、ゲームアプリ開発事業者向けに、スマートフォン向けゲームアプリに対するチート行為を防ぐための包括的な対策を提供する「ゲームアプリ チート対策コンサルティングサービス」を12月から開始すると発表した。

 具体的には、(1)チート行為を防ぐためのゲーム開発セキュリティガイドラインの策定(アプリ開発前)、(2)セキュリティ設計のレビュー(アプリ開発中)、(3) 専門技術者によるアプリの実証的なセキュリティ評価(アプリ開発後)──の3つ。ガイドラインの策定のなど、臨機応変に対応していくという。

 近年のモバイルゲーム市場は、従来のブラウザゲームから、端末にアプリをインストールして楽しむ“ネイティブゲーム”が主流となっている。一方で、適切なチート対策を講じられる技術者は不足しており、そのため、十分なチート対策なしでリリースせざるを得ないゲーム業界の現状があると指摘する。

 サイファー・テックでは、電子書籍のDRMサービスを応用し、不正行為につながる脆弱性がないかを開発後に評価するサービスを提供してきたという。年間100以上のアプリを評価する中で、自社内では十分なチート対策を講じられない企業が少なくないことから、今回の「ゲームアプリ チート対策コンサルティングサービス」を開始することにしたという。

 なお、同サービスはAndroid とiOSの両プラットフォームに対応しており、Unity等のゲームエンジンが使われているアプリにも対応。ネットワーク通信を解析するといったサーバー側への攻撃も対象となっている。

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