この画面は一塊のガラスでできており、下の柔軟な(ただし固定されている)AMOLEDディスプレイを覆っている。右側面は直線ではなく、湾曲した面が背面につながっているため、端が少し突き出たような形だ。
この三角形のような形状は、バランスが悪く持ちにくいように感じるかもしれない。筆者が初めてGALAXY Note Edgeを見たときもそういう印象を受けたが、実際に使ってみると驚くほどバランスがよく、長時間使っても問題ない。左右の手で1時間GALAXY Note Edgeを持ち歩いてみたところ、確かに持ち方は他の端末と違ってくるものの、よく手になじみ安定性も常に高かった。最初の違和感にもすぐに慣れたくらいだ。
GALAXY Note 4と同じ革のような仕上げの背面も、触り心地の良さにある程度貢献しており、とても持ちやすい。サムスンの他の端末と異なり、電源/ロックボタンは右側面から上部に移動された。
最後の相違点として、画面はGALAXY Note 4より少しだけ小さくなったものの、端末自体のサイズは若干大きくなった。筆者の小さな手では、いずれにせよ両手を使わないと操作ができないが、購入を考えている人はこの点も考慮した方がいいだろう。
サムスンはGALAXY Note Edgeのまったく新しい形状に合わせて、まったく新しいソフトウェアを開発した。同社がそのインターフェースをRevolving UIと呼ぶのには、もっともな理由がある。これは、スワイプするとさまざまなアイコンとウィジェットが表示されるマルチ機能ホーム画面と考えるのがいいだろう。まるで回転ドア(Revolving door)のように、親指で端に向かってスワイプすれば先に進み、逆方向にスワイプすれば初期画面に戻る。
メインパネルに表示するアイコンはある程度コントロールが可能であり、パネルの総数も決めることができる。サムスンは開発者に対し、さらに多くを作成するよう促しているところだ。カスタマイズにはパネルマネージャと編集ツールを利用できるが、どのアプリでもメインパネルに追加できるわけではなく、また多くのアプリはまったく編集ができない。天気ウィジェットには機能が不完全な部分がある。一目で分るようになっているが、ウィジェットをタップしても詳細な予報が表示されない。
アイコンとツール以外では、多くのアプリに連動している通知もEdgeディスプレイに表示される。通知はシングルタップで開閉でき、見逃したアラートは通知画面(天気ウィジェットに伴う画面)のほか、画面上部の従来の通知シェードに表示される。ホーム画面と同様、Edgeディスプレイでもフォルダを使用できるが、開くのに時間がかかり、アニメーションもスムーズではないように思えたので、筆者としてはあまり使いたくない機能だった。
Edgeディスプレイ上部をプルダウンすると、懐中電灯、ボイスレコーダー、タイマーとストップウォッチ、定規などのクイックツールが開く。アイデアとしてはとても気に入っているが、試用期間中はこれらの機能をごく自然な形で試してみる機会に恵まれなかった。
端末をロックしているときのEdgeディスプレイの色も変えることができ、アイドル時のメッセージも好みに応じて変更が可能だ。
後編に続く。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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