[ブックレビュー]もう知らないでは済まされない--「法律を読むセンスの磨き方・伸ばし方」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ダイヤモンド社
詳細:単行本 / 284ページ / ダイヤモンド社 / 価格:1728円 / 著者:吉田利宏 / 発売日:2004/06/17 / 外形寸法 (H×W×D):20.8cm×15.0cm×2.6cm / 重量:0.4 kg
内容:「法律」と聞くと難しいそう、今すぐ必要ではなさそうと感じる人も多いだろう。しかし労働基準法や相続など、身近な問題は意外なほど多い。法律を学んでいる人だけではなく、ビジネスパーソンとしても身につけておきたいスキルだ。
Amazon.co.jpアソシエイト

 本書は「法律を学ぶ人向け」と紹介文にあるが、今や「リーガルマインド」は、法律を学ぶことを目的としていない人であっても、身につけておくべきスキルではないだろうか。法律は意外に身近なものだ。会社に勤めている人なら、労働基準法を知っていれば自分の身を守れる場合もあるし、身内が亡くなったら、相続などの複雑な法的手続きが必要になってくることもある。何も分からなければ言われるがままに動くしかなく、何が行われているのか分からないままになってしまう。

 本書で著者は、身近なことを例に取って、とっつきやすい話をしたところで、実際の条文の解説を行い、さらに練習問題で理解を深められるようしている。たとえば、トイレの張り紙の文章のことや、会社からの通達など、「あるある」と思うところから入るので、非常に読みやすい。

 もちろん難しい法律を、すべて自分で理解できるようになることは難しいが、法律とはどのような形式で書いてあるもので、どのように読むべきなのか、また、身近な現実に当てはめるとすると、どのようなことになるのかくらいは知っておくと、いざといういう時に役立つ。そして、法律を読めるようになることは、もう少し身近な規約や約款、契約などを、読んだり作成したりするのにも役立つのだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加