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「企画力」で勝負できる転職サイト--リクルートとBlaboが共同展開

井指啓吾 (編集部)2014年11月04日 17時00分
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 リクルートキャリアとBlaboは11月4日、“企画力”を重視した転職サイト「PLAN」をオープンさせた。企業や著名人からの「お題」に対して企画を投稿することで、運営側の審査を経て、求人の詳細を閲覧できるようになる。

  • 「PLAN」トップページ

 PLANでは、リクルートキャリアが持つ採用のノウハウや人材のネットワークと、Blaboが持つプラットフォーム、UI/UXの開発ノウハウ、そしてお題の作成ノウハウを掛け合わせた。なおアイデア投稿サイト「Blabo!」は、企業や個人が抱えるプロジェクトや課題をサイト上に投稿し、ユーザーからその解決のためのアイデアを集めたり、投稿されたアイデアを評価したりできるサービスだ。

◇「Blabo!」開始は2年前
課題をソーシャルの力で解決するプラットフォーム「Blabo!」が正式オープン

 PLANは投稿用のフォーマットが決められており、ユーザーはお題に沿った複数の質問にそれぞれ400文字以内で回答し、企画を完成させる。プレゼンファイル共有サービス「SlideShare(スライドシェア)」や画像を任意で添付することもできる。

  • Blabo代表取締役の坂田直樹氏

 お題は運営側が企業の担当者にヒアリングして設定。Blabo代表取締役の坂田直樹氏は、Blabo!の運営から得た知見をもとに「面白い企画が提案できるだけではなく、それがどう実現できるのかまでを伝えられる内容にする」と説明する。

 投稿された企画は運営側が評価して優れたもののみを抽出し、投稿者に応募資格を付与する。坂田氏によれば、投稿フォーマットが同じであるため個々のレベルがわかりやすいという。応募資格を得たユーザーは、当該企業の非公開求人に「リクナビNEXT」の経歴情報を付けて応募できる。なお、リクナビNEXTへの登録は必須だ。

 求人への応募後は、従来の採用面接とは異なる、企画に関するディスカッションなど“企画力”をベースとした選考を通して採用合否が判断される。「選考では、企業は事前に応募者の企画がわかっている。応募者は企画を考える上で企業のリサーチをするため、事業の詳細や現状がわかっている。そのため、職務経歴書をなぞるものではない、“企画”を始まりとした建設的な面談ができる」(坂田氏)。


PLANの仕組み

 一方で掲載企業の審査も慎重に行う。リクルートキャリアの西村創一朗氏によれば、求人の仕事内容をヒアリングし、発想力や課題解決力を重視している、運営側がPLANユーザーに自信を持っておすすめできる企業のみを掲載する。オープン前の時点で複数の企業から掲載を打診されたが、そのコンセプトに鑑みて断った例もあるという。

  • リクルートキャリア 次世代PF統括部 マッチングイノベーショングループ 西村創一朗氏

 当初のお題は、カヤック、チームラボ、ジーユー、リクルートキャリア、リクルートマーケティングパートナーズの5社と、ウサギ代表取締役の高橋晋平氏、「ビジネスモデル全史」などの著者である三谷宏治氏が出した7つ。

 内容は、たとえばカヤックでは「同社オリジナルキャラクター『コンチ』の人気を復活させるために予算500万円で実施できるプロモーションプラン」、リクルートマーケティングパートナーズでは「『結婚式なんてしなくていよね』と思っている2人が挙げたいと思える式場プラン」といったもの。なお、企画の投稿は通常約1カ月で締め切るという。

 今後、業界を絞らずに掲載企業を増やし、常に10~20社のお題が並ぶかたちにする。その際、企画力が求められる職種であれば営業やエンジニア、PRなど幅広い求人を受け入れる考えだ。また、各業界の企画のプロが必ずフィードバックを返してくれるキャンペーンを実施し、転職希望者以外にも「企画力を鍛える場」としての活用も見込む。

 「世の中には良い企画アイデアが溢れている。まずは2015年3月末までに2000人のアイデアを集めたい。PLANから優秀なプランナーが1人でも多く羽ばたいていってくれれば嬉しい」(西村氏)。


PLANは西村氏(右)が坂田氏に協業を提案し、実現したそうだ

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