UPDATE 「Windows Phone」OSを擁しながらもスマートウォッチやフィットネストラッカー分野でのチャンスを逃してきたMicrosoftが、新しい「Microsoft Band」によってついにこの分野に参入する。注目すべきは、「Windows」ベースの携帯端末だけではなく、「iPhone」や「Android」端末とも接続できることだ。
Bandには、歩数計測などの一般的なフィットネストラッカー機能に加えて、GPSや心拍モニターといったより高度な機能が搭載されている。また、カラータッチ画面、通知、Starbucksでの支払いといった、スマートウォッチに一般的に見られる機能も搭載されている。
Bandは米国時間10月30日、米国において199ドルで発売された。
プラスチック製のバンドには、調節可能なストラップとフルカラーのタッチ画面が付いている。防水防塵対応で、100mAhの再充電可能なリチウムイオンポリマー電池を2個内蔵し、スタンバイ状態で48時間使用できる。
ランニングシューズを履いたり、自転車にまたがったりして出かければ、BandがGPSを利用して、ランニング、サイクリング、ハイキングのルートを記録してくれる。ストップウォッチとラップタイマーの機能もある。歩数または消費カロリーの1日あたりの目標を設定したり、Gold's GymやMen's Healthなどの専門家が設定した指導に基づくトレーニングに従ったりすることができる。
運動していない場合も、24時間体制で心拍数を測定し、睡眠の時間と質や何度目覚めたかを記録し、日光を浴びている場合は紫外線レベルを確認する。
Bandが収集したデータは、「Microsoft Health」というオンラインサービスおよびアプリと同期される。Microsoft Healthはほとんどの携帯端末に対応するとともに、他のフィットネスアプリやサービスとの親和性も高く、「MyFitnessPal」「RunKeeper」「MapMyFitness」などとリンクする。
BandBandは、Windows Phoneの音声制御パーソナルアシスタントである「Cortana」と連動する。「Windows 8.1」搭載端末を携帯している場合は、Bandを音声で制御して、メモをとったりリマインダーを設定したりすることができる。Cortanaは、交通状況、スポーツ試合結果、天気といった最新情報も通知してくれる。
Microsoft BandとMicrosoft Healthを使用するには、「Windows Phone 8.1 update」搭載端末、「iOS 7.1」または「iOS 8」搭載のiPhone、「Android 4.3」または「Android 4.4」搭載端末のいずれかが必要である。また、Bandと端末のペアリングにBluetoothが必要だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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