市場調査会社のIHSは米国時間10月28日、「iPad Air 2」の原価がモデルによって275ドルから358ドルの間であることを明らかにした。同社は最新のデバイスを分解してどのような部品が搭載されているかを調べ、そのデバイスの製造コストを分析している。最も安いのは、16GバイトのWi-Fiモデルで、最も高いのは128GバイトのWi-Fi + Cellularモデルだった。
これを考慮して販売価格を見てみると、エントリー版の16GバイトのWi-Fiモデルは499ドル、128GバイトのWi-Fi + Cellularモデルは829ドルとなっている。
Appleがかなりの利幅を確保していると聞いても、おそらく驚くことはないだろう。IHSが指摘しているように、初代「iPad Air」の部品コストは最安モデルで約269ドルだった。したがって、2014年のモデルは1台あたりの利益がわずかに減少しているが、それでも十分な利幅が生まれている。
IHSによると、AppleはiPad Air 2の製造プロセスに関して、1台あたり5~6ドルの費用がかかっているという。部品では、9.7インチのディスプレイが最も高価で、価格は1台あたり77ドルとなっている。さらに、ディスプレイを覆っているタッチスクリーンの価格は1台あたり38ドルとされている。また、前面カメラと背面カメラの価格は合わせて11ドル、無線LAN、GPS、Bluetoothモジュールを合わせた価格は1台あたり4.5ドルだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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