Amazonは米国時間10月27日、「Fire TV Stick」という名のスティック型ストリーミングメディアデバイスを発表した。このデバイスをテレビの背面にあるHDMIポートに接続すれば、「Netflix」や「Hulu Plus」、そしてもちろんAmazonの「Prime Instant Video」などのストリーミングサービスが視聴できる。そのほか、「Spotify」「VEVO」「A&E」をはじめとするさまざまなストリーミングアプリも利用できる。
Amazonが7カ月前に発表したセットトップボックスの「Amazon Fire TV」は、エンターテインメントストリーミングサービスとゲームの両方を楽しめるデバイスで、価格は米国で99ドルだ。一方、Fire TV Stickの小売価格は米国で39ドルとなっている。
Fire TV Stickにはリモコンが付属し、購入者は「Amazon Prime」とNetflixの30日間無料お試しサービスを利用できる。このリモコンは、Fire TVに付属する音声検索機能付きリモコンとは異なる。音声検索付きのFire TVリモコンがほしいユーザーは、別売のリモコンを30ドルで購入する必要がある。
ガジェット好きの人は、これからFire TV Stickと他のさまざまな選択肢を比較しなければならなくなる。選択肢の1つが35ドルで売られているGoogleの「Chromecast」だ。Chromecastも、「Android」搭載スマートフォンやタブレット、「iOS」搭載デバイス、「Mac」、「Windows」搭載PC、「Chromebook」のアプリやエンターテインメントコンテンツをテレビで楽しむことができる。
Amazonの発表によれば、Fire TV Stickはデュアルコアプロセッサ、1GバイトのRAM、8Gバイトのストレージを搭載しているという。また、「Chromecastと比較して50%以上高い処理能力と2倍のメモリ容量、(中略)それに『Roku Streaming Stick』の6倍の処理能力」を備えているとAmazonは述べている。要するに、Fire TV Stickの方がストリーミング能力に優れているというのがAmazonの主張だ。
Amazonは、米国において現在Fire TV Stickの予約注文を受け付けており、11月19日から出荷を開始する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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