ハードウェアメーカーとしては新参者にすぎないかもしれないEコマース企業のAmazonが、長く端末を製造してきたサムスンの手本となっている。サムスンは、今週発売予定の「Chromebook 2」上のOS内で「Get Help」ボタンをテストしている。Amazonの動画顧客サービス機能「Mayday」と同様に、このボタンはユーザーをテクニカルサポートにつなぐものだ。Chromebook 2はサムスンのサイトで17日に先行発売され、今週には店舗販売が開始される。
Intel搭載のChromebook 2で提供される同サービスでは、サムスンのサポートチームによってGoogleの「Helpouts」に似た機能が提供される。サムスンは、ゆくゆくは他の端末でも同サービスを提供する予定だとしている。
Chromebook 2上でこの「Google Help」アプリを有効にするには、端末にサインインしてアドレスバーに「Chrome:help」と入力し、アップデートをダウンロードする必要がある。アップデート後には、「Get Help」ボタンが画面の左下に表示されるはずだ。
Amazon製のタブレットおよびスマートフォン上の機能であるMaydayとは異なり、サムスンの動画による顧客サービスには制約がある。しかし、Maydayが単方向の動画サービス(担当者にユーザーの声は聞こえるが姿は見えない)であるのに対し、Chromebookのヘルプは双方向動画だ。
Maydayは24時間体制のサービスであるのに対し、Chromebookの「Get Help」ボタンは月曜から金曜の米国太平洋時間午前7時から午後4時までしか担当者につながらない。サムスンによると、ユーザーは出てきたサポート担当者に対して「Chrome OS」の基本や機能について質問することができるが、より技術的なトラブルシューティングはGoogleに転送されるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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