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日本で契約している「iPad mini」がハワイで便利なWi-Fiルータになった話

坂本純子 (編集部)2014年10月19日 10時00分
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 9月に発表されたiPhone 6/iPhone 6 Plusに続き、いよいよiPad Air 2/iPad mini 3が発表された。今回は前日に情報が流出する騒動があったこともあり、予想通りといった印象かもしれない。iPad miniシリーズの愛用者としては、我慢できないほど欲しいものが出たらどうしよう──と思案していたのに、まさかの小規模アップデート。ホッとしつつも、カラバリとTouch ID以外は前モデルとほぼ同じというこの状況をどう見たらいいのか、思いは複雑だ。iPhone 6 Plusなどの存在もあり、今後のラインアップの行方に不安を感じる今日このごろである。

「Touch ID」(指紋認証)を搭載し、新色のゴールドも登場したiPad mini 3(左)とiPad Air 2(右)
「Touch ID」(指紋認証)を搭載し、新色のゴールドも登場したiPad mini 3(左)とiPad Air 2(右)

 さて、今回もiPhoneと同様、すぐにSIMフリーモデルの価格がアップルのウェブサイトに記載されていた。執筆時点で発売日は明らかにされていないが、おそらく今回もキャリア版と同時発売になるのだろう。iPhone 6/iPhone 6 Plusから、キャリア版の発売と同時にSIMフリー版もリリースされるようになったことや、通話し放題プランによる月額コストの上昇などを受けて、これまで以上にSIMフリーモデルが注目を集めている。

キャリア版のiPadが海外ではSIMフリーに

 前置きが長くなってしまったが、日本でキャリアが販売しているSIMロックのかかったiPad Air/iPad mini 2(iPad mini Retinaディスプレイモデル)が、海外ではSIMフリーモデルとして使用できるのをご存じだろうか。この9月に行ったハワイ(オアフ島)で、実際に現地でプリペイドSIMを購入して体験したところ、驚くほど簡単で便利だったので、その体験記を共有したい。

AT&Tのnano-SIM
AT&Tのnano-SIM

 特に、Wi-Fiルータはすぐにバッテリがなくなるので不満、という人や1週間程度以上の滞在をする人には、ぜひこのiPadを使ったプリペイドSIMの活用をおすすめしたい。

 海外パケット定額はとても便利なのだが、コストがかさむので、旅行先ではWi-Fiルータを1台レンタルすることが多い。しかし、つねにネットから離れられない“ネット中”にとって、電源を入れっぱなしにしておくと数時間でバッテリがなくなってしまうことや、買い物などで所有者から距離が離れたり、別行動するとネットに接続できなくなることはゆゆしき問題である。

 そこで、愛用しているiPad mini 2をルータ代わりに使ってみようと思ったのである。ネットで調べたところ、日本からAmazonなどであらかじめプリペイドSIMを購入する方法などもあるようだが、モノグサなので今回はわかりやすくアラモアナショッピングセンターのAT&Tにて手続きすることにした。

 以下、実際に手続きを検討したい人向けに具体的な手順を記していく。

アラモアナショッピングセンターのAT&TでSIMを購入する

 日本人に人気のあるアラモアナショッピングセンター。AT&Tをネットで検索すると、移転があったようで新旧さまざまな情報が出てくる。現在は1Fのフードコートからノードストローム方面に向かった右角にある(地図はこちらから)。

アラモアナショッピングセンター1FにあるAT&T
アラモアナショッピングセンター1FにあるAT&T

 あらかじめ用意するものはiPad本体と現金またはクレジットカードだ(自身の体験では不要だったが、パスポートが必要との情報もあり、念のため持っていったほうがいいかもしれない)。

 入り口に入ると、店のスタッフからどういう要件か聞かれる。iPad Air/iPad mini 2用のプリペイドSIMを探していることを伝えよう。意外と混んでおり、名前を伝えて呼ばれるまで待つ。日本のキャリアショップのような専用の対応カウンターはない。スタッフはそれぞれ専用端末を持ち、エリアフリーで対応してくれる。雰囲気はアップルストアに似ている。

レシート
レシート

 順番になり、再びプリペイドSIMが欲しいことを伝えると、「SIMフリー端末か」を確認される。海外ではSIMフリーなので、ここは自信をもって「YES!」と答えよう。実際に手続きに入るととても簡単で、プランをどれにするかを聞かれる。3つのプランがあったが、1週間ほど滞在予定だったことから、30日間で5Gバイトまで使用できる50ドルのプラン(これがもっとも容量が多い)を選んだ。

 あとはスタッフがその場で日本のSIMからAT&TのSIMに差し替えてアクティベーションの手続きをしてくれる。筆者がしたことといえば、再起動の際のパスコード入力ぐらいだ。最後に確認する時間も含め、15分もかからずに終了した。画面にAT&Tの文字が出てきたときはちょっとした感動だった。

SDカードと比較
SDカードと比較

 レシートを見ると、SIMは0円、利用料は税込みで52.36ドル(当時レート:5541円)。現金かカードで支払うかを聞かれる。なお、自動課金はなく、ネットから容量の追加申し込みはできないタイプのものだった。クレジットカードが不安な人は現金で支払えば安心だ。

 なお、アラモアナショッピングセンター内の店舗にもかかわらず日本語が通じないとの情報をネットで見かけていたとおり、対応は英語のみだった。といっても、それほど難しいことはないので英語が得意でない筆者でも問題なく手続きができた。

 1つ気をつけてほしいのは、iPad mini 2で使われているnano-SIMカードは小指の先よりも小さくなくしやすい。日本に戻った際には、自ら差し替えて使うことになるため、保存する場所には十分注意しておきたい。

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