FammはiOS版が5月、Android版が8月にリリースされた。ユーザー数は非公開だが、4カ月半で約200万枚の写真がアップロードされ、Monthly Active Users(MAU)は約70%を記録しているという。これまで有料サービスは提供しておらず、今回の新サービスでいよいよ収益化に取りかかる。
具体的には、フォトカレンダーの2冊目からの注文を課金制とし、フリーミアムモデルで展開する。ターゲット層は、子どもが複数人いる家庭や、実家の祖父母にもフォトカレンダーを送りたい家庭など。価格は未定で、今後の試験運用期間は対象ユーザーに制限を設ける。なお今後、「速達」や「高画質」などのサービスをオプションとして用意することも検討しているという。
クローズドSNSのマネタイズはまだ確立されておらず、またクックパッドや食べログのようなサブスクリプションモデルのマネタイズも「アプリ」では確立されていない。Timers代表取締役社長の高橋才将氏は「サブスクリプションモデルは、検索機能やランキング機能など、マネタイズポイント自体はイノベーティブではない」と指摘する。今後、プロモーションよりも先に、まずはこのマネタイズの確立を急ぐ考えだ。
なお、フォトカレンダーは高橋氏が自らデザインし、1000冊のサンプル制作を経て完成に至ったという。高橋氏は「無料提供だからと手を抜かず、高級紙を採用した。フォトカレンダーやフォトアルバムは、自分で作ろうと思えばできるもの。その中でサービスを使ってもらうには、デザインに“自分じゃできない感”を持たせることが大事」と説明した。
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