AMDが第3四半期(9月27日締め)決算を発表した。売上高は前年同期比2%減の14億3000万ドル、純利益は1700万ドル(1株あたり2セント)で、主力事業が「難しい市況」で苦戦する中、市場予測を下回る結果となった。同社は先週、Rory Read氏の後任にLisa Su氏を指名する、最高経営責任者(CEO)の新人事を発表したばかり。
非GAAPベースの純利益は2000万ドルだった。
金融市場関係者はAMDが同四半期に14億7000万ドルの売上高、1株あたり4セントの利益を計上すると予測していた。実際は売上高、利益ともに市場の予測を下回った格好だ。
Su氏は声明で、Enterprise/Embedded/Semi-Custom部門は「堅調」だったが、残りのComputing/Graphics部門が苦戦したと述べている。
同四半期の粗利益率は35%で、前年同期の36%を下回った。
現金および現金同等物の期末残高は前年同期の12億ドルから9億3800万ドルまで減った。これを受け、Su氏は世界の従業員の7%のレイオフを含む組織再編に着手した。現四半期は5700万ドルの解雇手当費用を計上する予定だ。
また不動産訴訟に関連して2015年上期には1300万ドルの費用を計上する。組織改編は現四半期に実施される予定だ。
デスクトップとラップトップ向けのグラフィックスチップを開発するComputing/Graphics部門は、前四半期比6%減、前年同期比16%減の売上高を計上した。AMDはこれについて、チップセットやグラフィックスプロセッサの販売が不振だったためとしている。
Enterprise/Embedded/Semi-Custom部門の売上高は前四半期比6%減、前年同期比21%減だったが、営業利益は第2四半期の9700万ドルから、前四半期は1億800万ドルに増えた。
第4四半期の見通しについて、AMDは売上高が13%(プラスマイナス3%)減るものとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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