東和電子は10月15日、OlasonicブランドからUSB-DACを内蔵したプリメインアンプ「NANO-UA1a」を発表した。DSD再生に対応する。発売は11月下旬。税別価格は8万円になる。
NANO-UA1aは、2013年に発売されたUSB DAC内蔵のプリメインアンプ「NANO-UA1」をベースにした上位モデル。DSD 2.8/5.6MHz対応のUSB-DACを搭載する。
小型ながら大きなドライブ力を生み出す独自の電源供給方式「SCDS(Super Charged Drive System)」により、小音量時に余った電気をキャパシタに蓄え、大信号時に大きな電流を供給することによって、26W+26Wながら、瞬発力あるパワー感を再現できるとしている。
アシンクロナス伝送を徹底し、3個のTCXO(temperature compensated crystal oscillator)クロックを独立して使用。ボリュームコントロールには、高音質アナログ型アッテネータを採用することで、小音量時でも高音質再生を実現するなど、高級オーディオ同様の仕様を採用する。
ヘッドホンアンプは、ハイブリッド構成のAB級アンプを搭載し、48mWまでは高音質再生を優先A級で動作、それ以上はAB級動作にすることで、高効率と大出力の両方をカバーするとしている。
高さ33mm×幅149mm×奥行き149mmの超コンパクトサイズながら、内部の部品、配置はUA1からすべて見直しが図られているとのこと。プリント基板も35μm厚銅箔4層基板を採用し、そのうちの1層をアースラインにするなど、強化されている。
東和電子代表取締役社長の山本喜則氏は「NANO-UA1aは、UA1と同様の外観だが、内部は全く違うものに仕上がっている」とブラッシュアップした新製品を紹介した。
NANOCOMPOは、CDジャケット3枚分のコンパクトサイズが特徴の小型オーディオシステム。ネットワークオーディオプレーヤー「NANO-NP1」、CDトランスポート「NANO-CD1」などをラインアップしており、組み合わせて使用できる。
本体のコンパクトサイズにあわせ、NANOCOMPOの接続に最適な長さである25cmの同軸デジタルケーブル「NA-DCC25」(税別価格:3000円)と、ステレオ・ラインケーブル「NA-STC25」(同:5000円)も用意。長さ2mのステレオ・ラインケーブル「NA-STC200」(同:1万2000円)とあわせ、11月下旬に発売する。販売は直販サイト「Olasonic DIRECT STORE」のみ。すっきりした接続ができるほか、音質の劣化も最小限に抑えられるとしている。
東和電子では、東京・半蔵門に「Olasonicショールーム」も開設する。これはニュース・サービス・センターが開設する読者会員向け多目的スペース「News Cafe」に併設してオープンするもの。11月4日から半年間の期間限定で、Olasonicのオーディオ機器を試聴できる。
利用するには、会員登録が必要になり、ショールーム内でも登録が可能。NANOCOMPOのほか、Bluetoothスピーカ「TW-BT55ST」、ヘッドホン「TH-F4N」なども展示される予定だ。
住所:東京都千代田区三番町1-13 ワールド・ワイド・センター1階
オープン時間:平日11時から18時
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」