Googleの即日配送サービス「Google Shopping Express」の名称が短くなり、カリフォルニア州とニューヨーク市に限られていた提供エリアも拡大されることになった。
Google Shoppingの提携責任者を務めるBrian Elliott氏は米国時間10月13日、「Google Express」に名称変更された同サービスの提供エリアを、新たにシカゴ、ボストン、ワシントンD.C.の3都市に拡大すると発表した。また、Barnes & Noble、PetSmart、Vitamin Shoppe、Sports Authorityなど、16の小売業者がサービスに加わっている。
Google Expressは、「地元にあるお気に入りの店での買い物をオンラインショッピングと同じくらい簡単かつ迅速にし、必要なものがその日のうちに配達されるようにする」ことを目指している。言い換えるなら、Eコマースを利用して、従来型の販路とウェブの間にある購入時のギャップの橋渡しをするサービスということだ。
Googleによると、今回のエリア拡大により、700万人を超える人々が即日配送サービスを利用できるようになるほか、カリフォルニア州北部では、約1200万人の市民が翌日配送サービスを利用可能になるという。
GoogleのEric Schmidt会長は13日、ベルリンで講演し、同社にとって最大のライバルとしてAmazonを挙げた。一方、Google Shoppingのバイスプレジデントを務めるSameer Samat氏は、The Wall Street Journalとのインタビューで、AmazonとAlibabaはいずれもGoogleの顧客だと述べ、次のようにコメントした。
我々は両社とは非常に良好な提携関係にある。どちらもGoogleの広告サービスの顧客だ。我々は両社に対してライバルという見方はしていないと思う。消費者のニーズへの対応方法が異なるし、選択肢が多いのは良いことだ。
ただし、即日配送は安価なサービスとは言えない。Google Expressの会費は年額95ドル、月額10ドルだ。あるいは、1注文ごとに4.99ドルを支払って即日配送してもらうコースもある。また、3カ月の無料トライアル期間も用意されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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