VAIOは10月7日、米国ロサンゼルスで開催されているAdobeのイベント「Adobe MAX 2014」にて、タブレットPCの試作機「VAIO Prototype Tablet PC」を出展したことを明らかにした。発売時期は未定。
披露されたのは、キーボードとディスプレイが分離するセパレート型のタブレットPCだ。VAIOのウェブサイトでは「未完成を、共有します」とし、開発に至った経緯や思い、プロのイラストレーターや漫画家らにモニタリングをしてもらいながら開発していることがつづられている。開発のきっかけは、「PCと紙のノートの両方を持ち歩き、使い分けている人を見て、何で?と思ったのが始まり」と明かしている。
Adobe Max 2014で披露した理由について、「クリエータが集まる世界最大のイベント。フィードバックをもらうには最適の場所と考えた」と説明する。
試作段階のスペックは、12.3型の液晶(2560×1704)を搭載し、CPUはインテル Core プロセッサ H プロセッサーライン(Quad-Core プロセッサ)、USB 3.0×2ポート、HDMIポート、Mini Display Port、LANポート、SDXCカードスロットを備える。
VAIOはソニーから離れ、7月から「VAIO株式会社」として始動している。8月より「VAIO Pro」と「VAIO Fit」を販売しているが、ソニー時代の製品をベースにしたものだ。このVAIO Prototype Tablet PCは、新生VAIOとして期待される初のプロダクトだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」