最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2014」が、千葉の幕張メッセで開幕した。10月7~11日まで開催され、入場料は一般1000円、学生500円。最終日となる10月11日は無料公開日となる。
出展者数は547社/団体(2013年は587社/団体)。その内海外からは24カ国/地域から150社(同18カ国/163社)が参加する。「NEXT -夢を生み出し、未来を描け」を開催テーマに、IT・エレクトロニクスの最先端技術とイノベーションが集結している。
会場内は、次世代映像技術や最新モバイルコミュニケーション、無線通信、家とエネルギーなどをテーマにした「ライフ&ソサエティ ステージ」と、最先端の電子部品やデバイス、材料、装置などを展示する「キーテクノロジ ステージ」の2ステージ構成。加えて特別企画展示として、次世代自動車やセーフティテクノロジ、生活支援ロボットなど、近未来を見据えた特別企画展示「NEXT イノベーションプラザ」が用意されている。
展示内で目立つのは、メガネやリング型のウェアラブル機器。東芝で「東芝グラス」が参考展示されていたほか、エプソンでも透過ディスプレイを採用した「MOVERIO」を展示。アルプス電気でもセンサと通信モジュールにより、転倒検知や不快指数検知などができるメガネ型の「マルチセンサネットワークモジュール」が参考展示されていた。
次世代映像技術では、パナソニック、シャープ、東芝、三菱電機ブースで最新4K対応テレビが出展。いずれも今秋から発売される最新モデルになり、三菱電機では業界初となる4K液晶パネルのバックライトに赤色レーザーとシアン色LEDを採用した「REAL LS1」シリーズを展示している。一方シャープブースでは、自由にデザイン、形状が変えられる「フリーフォームディスプレイ」や8K液晶テレビを参考出展していた。
また、ロボットや運転支援システムなどの参考展示は見どころの1つ。すでに数多くの報道がされていた村田製作所チアリーディング部は、10体そろって見事なフォーメーションを披露。東芝のコミュニケーションアンドロイド「地平アイこ」は手話を含めて自己紹介をする。
このほか富士通や東芝はクリーンルームを再利用した野菜工場で作った実際の野菜を展示。パナソニックでは、2014年にブランド復活を表明したテクニクスブースを設け、高級オーディオを展示している。
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