日立マクセルは10月6日、カセットHDD「iVDR」用のスロットを搭載したBDレコーダー「iV BLUE(アイヴィブルー)」に、「BIV-TW1000/WS1000」(想定税別価格:9万円前後/同:7万円前後)2機種の新製品を発表した。スマートフォンやタブレットからのワイヤレス視聴にも対応する。いずれも発売は10月15日。
iV BLUEは、2013年4月に発売されたデジタルレコーダー。内蔵HDD、BD、iVDRと3つのメディアに録画できることが特徴だ。新製品はともに1TバイトのHDDとBDレコーダーを内蔵。上位機となるTW1000はダブル、WS1000はシングルのiVDRスロットを備える。
コンテンツ保護技術「SAFIA(サファイア)」に対応し、iVDRカセットに録画したコンテンツは、HD映像をそのままの画質で録画、ムーブすることが可能。通常のUSB HDDでは、録画に用いたテレビやレコーダーを買い替えると新しい機器で録画した番組の再生はできなくなるが、iVDRは対応するスロット搭載機であれば、カセットを入れるだけで再生できる。
新モデルでは、DLNAに対応し、DLNA対応のテレビやPCと接続すれば、自宅内の好きな場所から録画番組の視聴にも対応。テレビに接続したUSB HDD内の録画番組をiVへとダビングすることもできる。
DLNAを使って、スマートフォンやタブレットからiV BLUE内の録画番組をワイヤレスで視聴できるほか、スマートフォンなどにダビングして外出時に持ち出すどこでも視聴も可能だ。
TW1000は3基、WS1000は2基の地上、BS、110度CSデジタルチューナを搭載し、同時録画に対応する。
日立マクセルコンシューマ&ソリューション事業本部事業企画部長の和田修司氏は「iV BLUEの発売から約1年半が経過し、その間ユーザーの方から多くの声をいただいた。今回の新製品はそうしたユーザーの生の声をリストアップし、すべてではないが改善あるいは機能アップという形にできたと感じている。デジタルレコーダー市場は厳しい状況が続いているが、2013年の発売当初に掲げたシェア3%の目標は出荷レベルではほぼ達成できている。新製品においてもシェア最低3%はとっていきたい」と新製品の開発ポイントを話した。
発表会場では、2014年内に発売予定のiVプレーヤー「VDR-P300」も披露。こちらもDLNA機能を搭載するとしている。
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