モジラ、ストリーミング端末「Matchstick」を提供へ--小売価格は25ドル

Seth Rosenblatt (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2014年10月01日 12時26分

 Mozillaは、「Firefox」だけに満足することなく、急速に注目を集めているストリーミングビデオ事業に手を伸ばそうとしている。

 Mozillaが仕掛けたのは、テレビのHDMI端子に差し込むスティック型ストリーミング端末「Matchstick」だ。一般発売前にKickstarterを通じて、米国時間10月30日までに12ドル以上を寄付した人に提供する。最終的な小売価格は25ドルで、これは検索大手のGoogleが提供している35ドルのストリーミング端末「Chromecast」を睨んだ価格だ。Matchstickは、MozillaがFirefoxの基幹エンジンを元に開発したオープンソースのモバイルOS「Firefox OS」で動作する。

 Mozillaは、単なるインターネットブラウザ提供元以上の存在として知られることに強い関心を持っている。Mozillaは資金の大部分をGoogleから得ているが、そのGoogleは、Firefoxと競合するブラウザ「Chrome」の提供元でもある。Mozillaはここ2年の間に、Firefox OSを利用してスマートフォンへと事業の多様化を進めており、今度は、さらに多くのデバイスやユーザーにオープンなウェブ標準が支持されることを期待して、Matchstickを展開する。

 Matchstickのハードウェアとソフトウェアはいずれもオープンソースで、9月30日にKickstarterを通じ、寄付金の額によって内容が異なる事前予約受付システムで提供開始された。プロモーション資料を見ると、Matchstickはブラックとホワイトが用意されているようだが、これについてMozillaは明らかにしていない。

Matchstickは、そのオープンなストリーミングインターネットおよびメディアプラットフォームがChromecastよりも魅力的だと開発者や消費者が理解してくれることを期待している。
Matchstickは、そのオープンなストリーミングインターネットおよびメディアプラットフォームがChromecastよりも魅力的だと開発者や消費者が理解してくれることを期待している。
提供:Matchstick

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]